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セラミックが欠けた・外れた|直せる場合と、作り直しになる場合

[2026年06月22日]

食事の途中で前歯が欠けた。硬いものを噛んだら被せ物が外れた。高い費用をかけたものだけに、動揺される方が多くいらっしゃいます。愛媛県今治市の中平歯科医院にも、慌ててご連絡をいただくことがあります。

まず知っておいていただきたいのは、欠けたからといって必ず作り直しになるわけではないという点です。欠け方と場所によっては、その場で修理できることもあります。

この記事では、外れたり欠けたりしたときに何をすればよいか、してはいけないことは何か、そして直せる場合と作り直しになる場合の違いを整理します。

目次

  1. 外れたものは、捨てずにお持ちください
  2. 欠け方によって、対応が変わります
  3. 外れた原因を確かめます
  4. 歯ぎしりが背景にあることがあります
  5. 放置すると、選べる方法が減ります
  6. 作り直す場合の費用
  7. 壊れにくくする工夫もあります
  8. まとめ|自分で付けず、早めにご連絡ください

1. 外れたものは、捨てずにお持ちください

丸ごと外れた場合、その被せ物や詰め物は取っておいてください。状態がよければ、そのまま付け直せることがあります。ティッシュに包むと誤って捨てやすいので、小さな容器や袋に入れて保管してください。洗ったり消毒したりする必要はありません。

自分で付けようとしないでください

市販の接着剤で付ける、無理に押し込む。これはもっとも避けていただきたい対応です。わずかでもずれた位置で固定されると、外すこと自体が難しくなり、歯を削らなければならなくなります。結果的に作り直しになる確率が上がります。何もせずに持ってきていただくのが、いちばん選択肢を残せる方法です。

してほしいこと・してほしくないこと してほしいこと ・外れたものを容器に保管する ・欠けた破片も取っておく ・その歯で噛まないようにする ・しみる場合は常温のものを選ぶ ・早めに連絡する してほしくないこと ・市販の接着剤で付ける ・無理に押し込んで戻す ・穴にティッシュを詰める ・舌で繰り返し触る ・痛くないからと放置する

▲ よかれと思った対応が、状況を悪くすることがあります

2. 欠け方によって、対応が変わります

セラミックは硬い材料ですが、強い衝撃には欠けることがあります。角が少し欠けただけであれば、研磨して形を整えるだけで済むこともあります。表面の一部が剥がれた程度なら、樹脂を盛って補修できる場合もあります。

見えない場所かどうかも判断材料です

奥歯で目立たない位置の小さな欠けであれば、形を整えて経過を見るという判断もあります。前歯で見た目に影響する場合は、補修か作り直しかを検討します。同じ欠け方でも、部位によって対応が変わるということです。見た目にどこまでこだわるかというご希望もうかがったうえで決めます。

直せる場合・作り直しになる場合 比較項目 直せることが多い 作り直しになる 欠けた範囲 角や表面の一部 大きく割れている 内側の虫歯 ない 進んでいる 外れた物の状態 変形や破損がない 欠けている・割れた 土台の歯 しっかりしている 割れている 経過した期間 短い 長く放置していた 通院回数 1回で済むことも 2〜3回かかる 費用 抑えられる 作製の費用がかかる

▲ 欠けた場所と範囲、そして内側の状態で決まります

3. 外れた原因を確かめます

外れたという事実は同じでも、理由はさまざまです。接着材が古くなって劣化した場合もあれば、内側で虫歯が進んで支えを失っている場合もあります。かみ合わせの力が一点に集中していて、繰り返し外れているという場合もあります。

同じ場所が何度も外れるとき

繰り返し外れる場合、付け直すだけでは同じことが起こります。力のかかり方に問題があるのか、支えている歯の量が足りないのか。原因を確かめないまま戻すと、そのたびに歯が少しずつ削られていきます。設計から見直したほうがよいこともあります。覆う範囲を広げる、材料を変える、あるいは土台の歯そのものを補強する。こうした見直しで、繰り返しを止められることがあります。

外れる・欠ける主な理由 1 接着材の劣化 年月による 付け直せることも 2 内側の虫歯 支えを失っている 治療が必要 3 力の集中 かみ合わせの偏り 繰り返す原因 4 強い衝撃 硬い物や打撲 欠けや割れ 同じ場所が繰り返す場合は、設計の見直しが必要です

▲ 理由によって、その後の対応が変わります

4. 歯ぎしりが背景にあることがあります

就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、意識では止められません。この力がセラミックにかかり続けると、材料を問わず破損のリスクが上がります。何度も欠ける方では、この可能性を疑います。歯のすり減りや頬の内側の白い線が手がかりになります。

装置で力を分散させます

歯ぎしりが疑われる場合、就寝時に装置を使って力を分散させる対策をご提案します。作り直しても原因が残っていれば、また同じことが起こります。壊れたものを直すだけでなく、壊れた理由に手を打つという考え方です。装置の費用は追加でかかりますが、作り直しを繰り返すより負担は小さく済みます。

歯ぎしりを疑うサイン 朝起きたときにあごが疲れている 歯の先が平らになってきた 頬の内側に白い線がある 詰め物や被せ物が何度も外れる 日中も歯を食いしばっている 肩こりや頭痛が続いている 複数当てはまる場合は、一度確認をおすすめします

▲ 繰り返し破損する場合は、背景にあることがあります

5. 放置すると、選べる方法が減ります

痛くないからと放置していると、削られた面が露出したまま汚れが溜まります。内側で虫歯が進めば、作り直しの際にさらに削ることになります。また、噛み合っていた相手の歯が伸びてきて、元の被せ物が入らなくなることもあります。

早いほど、対応は小さく済みます

外れた直後であれば、そのまま付け直せることが少なくありません。数週間から数か月放置すると、その可能性は下がっていきます。痛みがないうちにご連絡いただくのが、結果的にいちばん負担が軽く済む方法です。

放置した場合に進むこと 数日 しみはじめる 冷たい物に反応 付け直せる時期 数週間 汚れが溜まる 着色や違和感 虫歯が進みやすい 数か月 歯が動く 元の物が入らない 作り直しになる その先 神経に達する 強い痛み 根の治療が必要に 進み方には個人差があり、必ずこの通りではありません

▲ 痛みが出る前から、変化は進んでいます

6. 作り直す場合の費用

作り直しになる場合、セラミック治療は自由診療(保険適用外)です。当院の料金表では、オールセラミッククラウンが1本10万円、メタルボンドクラウンが8万円、ハイブリッドクラウンが6万円です。詰め物であればセラミックインレーが5万円、ハイブリッドインレーが3万円です。

保証の有無を確認してください

当院で作製したものであれば、時期や状況によって対応が変わることがあります。他院で作られたものの場合は、その医院に保証が残っているかもしれません。まずは作った医院にご確認いただくほうが良いこともありますので、遠慮なくおたずねください。他院で作られたものでも、応急的な対応や原因の確認はお引き受けできます。

受診したときの流れ 1 状態を確認 内側と土台の歯を見る 2 原因を探る 力か、虫歯か、劣化か 3 方針を決める 修理か作り直しか 4 原因に対処 歯ぎしり対策なども 必要な回数は状態によって異なります

▲ まず原因を確かめてから、方針を決めます

7. 壊れにくくする工夫もあります

作り直す際には、材料や形を見直すことができます。強度の高い材料に変える、覆う範囲を広げて力を分散させる、噛み合わせを調整して一点に力が集中しないようにする。同じ形で作り直すだけでは、同じ経過をたどる可能性があります。

定期的な調整も効きます

他の歯は年月とともにすり減り、噛み合わせは少しずつ変わります。装着したときにぴったりでも、数年後には当たり方が変わっています。定期検診で噛み合わせを確認し、微調整することが破損を減らします。

材料より、力の管理が効きます 力 の管理です 材料の選択 強度と見た目を決める 力の管理 噛み合わせと歯ぎしり対策 定期的な調整 変化に合わせて微調整する 経過や必要な対策には個人差があります

▲ 高い材料を選べば壊れない、という単純な話ではありません

まとめ|自分で付けず、早めにご連絡ください

セラミックが欠けたり外れたりしても、必ず作り直しになるわけではありません。角が少し欠けた程度なら研磨で形を整えられることがありますし、丸ごと外れた場合も状態がよければそのまま付け直せることがあります。外れたものや欠けた破片は、洗わずに容器に入れて保管してください。

避けていただきたいのは、市販の接着剤で付ける、無理に押し込むといった対応です。わずかでもずれた位置で固定されると、外すために歯を削らなければならなくなり、結果的に作り直しになる確率が上がります。何もせずに持ってきていただくのが、いちばん選択肢を残せる方法です。穴にティッシュを詰めることも、汚れが溜まる原因になります。

外れた原因を確かめることも大切です。接着材の劣化なのか、内側の虫歯なのか、力の集中なのか。繰り返し外れる場合は、付け直すだけでは同じことが起こりますので、設計から見直したほうがよいこともあります。覆う範囲を広げる、材料を変える、あるいは土台の歯そのものを補強する。こうした見直しで、繰り返しを止められることがあります。背景に歯ぎしりがあることも少なくありません。作り直しになる場合、セラミック治療は自由診療(保険適用外)で、オールセラミッククラウンは1本10万円です。放置するほど選べる方法が減りますので、痛みがないうちに愛媛県今治市の中平歯科医院までご連絡ください。

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自由診療(保険適用外)に関する説明

治療内容:セラミック修復物の補修および再作製。欠けた部分の研磨・補修、または新たなクラウン・インレーの作製を行う自由診療の治療です。保険が適用される材料での修復も選べます。

費用:オールセラミッククラウン1本10万円、メタルボンドクラウン1本8万円、ハイブリッドクラウン1本6万円、セラミックインレー1本5万円、ハイブリッドインレー1本3万円。補修で済む場合は範囲に応じた費用となります。詳細は料金表をご確認ください。

標準的な治療期間・回数:補修で対応できる場合は1回の来院で完了することがあります。作り直しとなる場合は型取りから装着まで2週間〜1か月、来院回数の目安は2〜3回です。内側の虫歯の治療や根の治療が必要な場合はさらにかかります。

主なリスク・副作用

  • 強い衝撃や歯ぎしりにより、再び欠けたり割れたりすることがあります
  • 内側で虫歯が進んでいた場合、作り直しの際にさらに歯を削ることになります
  • 長期間放置した場合、噛み合っていた歯が動いて元の修復物が入らなくなります
  • 土台の歯が割れている場合、抜歯となることがあります
  • 補修で対応した部分は、周囲との色調に差が出ることがあります
  • 作り直しには改めて費用がかかります
  • 原因となる歯ぎしりや噛み合わせに対処しない場合、破損を繰り返すことがあります

出典・参考資料

  • 公益社団法人 日本補綴歯科学会
  • 特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
  • 特定非営利活動法人 日本歯科審美学会
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯・口の健康」

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。症状や治療の経過・効果には個人差があります。本記事で扱う治療には自由診療(保険適用外)が含まれます。詳しくは歯科医師にご相談ください。