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インプラント手術の当日と、そのあと|腫れ・痛み・食事のこと

[2026年03月30日]

手術という言葉に身構えてしまう方は多くいらっしゃいます。どれくらい痛むのか、顔が腫れるのか、仕事は休まなければいけないのか。愛媛県今治市の中平歯科医院でも、手術前にもっとも多くいただくご質問です。

正直に申し上げると、術後に腫れや痛みが出ることはあります。何も起こらないとお伝えするつもりはありません。ただ、どの程度で、いつ頃まで続くのかを知っておけば、必要以上に構える必要はなくなります。

この記事では、当日の流れと、その後の数日間に起こることを具体的にお伝えします。食事や入浴をどうするか、仕事はどうするかまで含めて整理します。

目次

  1. 当日は、思ったより短く終わります
  2. 腫れは2日目か3日目が山です
  3. 痛み止めは我慢せず飲んでください
  4. 食事はやわらかいものから
  5. 仕事は翌日から可能なことが多いです
  6. こんなときはご連絡ください
  7. この数日を越えれば、あとは待つだけです
  8. まとめ|構えるのは、最初の数日だけです

1. 当日は、思ったより短く終わります

1本の埋入であれば、処置そのものは30分から1時間程度です。来院してから帰るまでを含めても、多くの場合2時間はかかりません。抜歯の所要時間と大きく変わらないとお考えください。日帰りで、入院は必要ありません。

麻酔をしてから始めます

局所麻酔をしっかり効かせてから処置に入りますので、処置中に痛みを感じることはほとんどありません。振動や押される感覚はありますが、痛みとは別のものです。効きを確認してから始めますし、途中で不安があれば手を挙げていただければ手を止めます。処置中に何をしているかを、その都度お伝えしながら進めます。何が起きているか分からない時間が続くと、それだけで緊張が強くなるためです。

当日の流れ 1 確認・準備 体調と計画を最終確認 2 麻酔 効きを確かめてから開始 3 埋入・縫合 30分〜1時間程度 4 説明・帰宅 薬と注意点をお渡しする 本数や部位、追加の処置によって時間は変わります

▲ 来院から帰宅まで、多くは2時間以内です

2. 腫れは2日目か3日目が山です

腫れが出る場合、当日よりも翌日から3日目にかけてがもっとも強くなります。そこを過ぎると徐々に引いていき、1週間ほどで目立たなくなることが多いです。内出血で皮膚に色が出ることもありますが、これも時間とともに消えていきます。

腫れ方には個人差があります

同じ処置でもほとんど腫れない方もいれば、はっきり腫れる方もいます。埋める本数、骨を増やす処置の有無、体質によって差が出ます。大切な予定がある場合は、その時期を避けて手術日を設定することをおすすめしています。結婚式や出張など、動かせない予定が近い時期は、あらかじめお知らせいただければ日程を調整します。

術後の経過 当日 麻酔が切れる 痛みが出はじめる 薬を早めに飲む 2〜3日 腫れの山 もっとも腫れる 冷やしすぎない 1週間 引いてくる 目立たなくなる 抜糸の時期 2週間 落ち着く ほぼ元どおり 結合を待つ期間へ 経過には個人差があり、必ずこの通りになるわけではありません

▲ 腫れの山は2〜3日目で、そこから引いていきます

3. 痛み止めは我慢せず飲んでください

麻酔が切れると痛みが出はじめます。多くの方は処方した痛み止めで十分に抑えられます。痛くなってから飲むより、麻酔が切れそうな頃に先回りして飲んでいただくほうが楽に過ごせます。飲む間隔は指示どおり守ってください。

抗生物質は飲みきってください

感染を防ぐために処方する薬は、症状がなくても最後まで飲みきることが大切です。途中でやめると、効果が中途半端になります。ほかに常用されているお薬がある場合は、飲み合わせを確認しますので事前にお知らせください。血液をさらさらにする薬を飲んでいる方は、出血の止まり方に影響することがあるため、かかりつけの医師と連携して進めることがあります。

術後にお願いすること 痛み止めは先回りして飲む 抗生物質は最後まで飲みきる 当日は入浴せずシャワーにする 飲酒と激しい運動を数日控える 傷口を舌や指で触らない 強くうがいをしない 強い痛みや出血が続く場合は、早めにご連絡ください

▲ どれも数日間だけのことです

4. 食事はやわらかいものから

当日は麻酔が切れるまで食事を控えてください。感覚がないまま噛むと、唇や頬を傷つけることがあります。切れたあとは、やわらかく常温のものから始めてください。熱いものは血流を増やして痛みを強めることがあります。

反対側で噛んでください

手術した側では噛まないようにしてください。傷口に直接力がかかると、治りが遅れます。数日から1週間ほどは意識していただき、その後も硬いものは避けてください。食べてよいものが分からない場合は、その場でお伝えします。数日で普段の食事に戻せる方がほとんどですので、長く不自由が続くわけではありません。

術後の食事 適しているもの ・常温のやわらかいもの ・おかゆ・スープ・豆腐 ・よく煮た野菜 ・水分をこまめに摂る ・反対側で噛めるもの 避けたいもの ・熱いもの・辛いもの ・硬いもの・かたまり肉 ・せんべいなど砕けるもの ・アルコール ・ストローで吸う動作

▲ 傷口に力と熱を加えないことが基本です

5. 仕事は翌日から可能なことが多いです

デスクワークであれば、翌日から通常どおり働ける方がほとんどです。ただし腫れが出る可能性はありますので、人前に出る予定が続く時期は避けたほうが無難です。力仕事や長時間の運動は、数日空けていただくようお願いしています。

手術日は前半の曜日がおすすめです

腫れの山が2〜3日目に来ることを考えると、週の前半に手術を受けて、週末に落ち着くという流れが過ごしやすいことが多いです。ご都合をうかがったうえで、無理のない日程を一緒に決めています。

日常生活に戻る目安 比較項目 いつから 注意すること 食事 麻酔が切れてから やわらかく常温のもの 歯みがき 翌日から 傷口は避けて磨く 入浴 翌日から 当日はシャワーのみ デスクワーク 翌日から 腫れの可能性は考慮 運動・力仕事 数日後から 血流が増えると痛みが強まる 飲酒 数日控える 治りに影響します 喫煙 できれば禁煙 結合を妨げます

▲ ほとんどは数日で元の生活に戻れます

6. こんなときはご連絡ください

順調であれば、痛みは日を追って軽くなります。逆に、3日目以降に痛みが強くなる、痛み止めが効かない、血が止まらず流れ続ける、38度を超える熱が出る。こうした場合は経過を見ずにご連絡ください。早く対応するほど小さく済みます。

判断に迷ったら連絡して構いません

大したことがないのに連絡しては悪い、と考えて我慢される方がいらっしゃいますが、その必要はありません。実際には問題がないことのほうが多く、確認して安心していただくことにも意味があります。遠慮なくお電話ください。

連絡が必要な症状 1 痛みが増す 3日目以降に強く 薬が効かない 2 出血が続く 押さえても止まらず 流れ続ける 3 発熱 38度を超える 感染の可能性 4 強い腫れ 頬まで大きく 口が開けにくい 早く対応するほど、対処は小さく済みます

▲ 迷われたときは、経過を見ずにご連絡ください

7. この数日を越えれば、あとは待つだけです

術後1週間ほどで抜糸をすると、そこからは骨と結合するのを待つ期間に入ります。この時期の通院は月1回程度の確認だけで、日常生活に制約はほとんどありません。もっとも気を遣うのは最初の数日だけです。

不安は事前に出しておいてください

当院では手術の前に、当日の流れと起こりうることを時間をかけてご説明します。聞きそびれたことがあれば、当日でも構いませんのでおたずねください。何が起きるか分かっている状態で臨むほうが、実際の負担も軽くなります。

気を遣うのは最初の数日だけです 数日 だけです 術後の数日 腫れと痛みに気を遣う時期 結合を待つ期間 制約はほとんどない その後 定期的な確認を続ける 経過には個人差があります

▲ 全体から見れば、ごく短い期間です

まとめ|構えるのは、最初の数日だけです

インプラントの手術は日帰りで、1本であれば処置そのものは30分から1時間程度です。局所麻酔をしっかり効かせてから始めますので、処置中に痛みを感じることはほとんどありません。来院から帰宅まで、多くの場合2時間はかかりません。

術後に腫れや痛みが出ることはあります。腫れる場合は当日より翌日から3日目がもっとも強く、1週間ほどで目立たなくなることが多いです。痛み止めは痛くなってから飲むより、麻酔が切れそうな頃に先回りして飲むほうが楽に過ごせます。食事は麻酔が切れてから、常温のやわらかいものを反対側で噛んでください。デスクワークであれば翌日から働ける方がほとんどです。

一方、3日目以降に痛みが強くなる、痛み止めが効かない、血が止まらない、38度を超える熱が出るといった場合は、経過を見ずにご連絡ください。腫れ方や痛みの感じ方には個人差があります。インプラント治療は自由診療(保険適用外)です。ご不安な点は手術の前にすべて出していただければと思います。愛媛県今治市の中平歯科医院までどうぞ。

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自由診療(保険適用外)に関する説明

治療内容:インプラント治療(埋入手術)。あごの骨にインプラント体を埋め込む外科処置を含む自由診療の治療です。ご希望により静脈内鎮静法を併用できます。

費用:埋入手術26万円+連結部5万円+人工歯7万円〜(奥歯1本の合計例38万円)。CT撮影分析3万円、静脈内鎮静法10万円、骨増生が必要な場合は1か所5万円〜20万円が別途かかります。詳細は料金表をご確認ください。

標準的な治療期間・回数:手術当日は来院から帰宅まで2時間程度。抜糸は1週間〜10日後。検査から人工歯の装着までは全体でおおむね3か月〜6か月、来院回数の目安は6〜8回です。

主なリスク・副作用

  • 術後2〜3日をピークに、腫れ・内出血・痛みが生じることがあります
  • 下あごの神経や上あごの空洞に近い部位では、しびれや炎症が起こる可能性があります
  • 術後に感染が起こり、追加の処置や投薬が必要になることがあります
  • 骨とインプラント体が十分に結合せず、埋め直しが必要になることがあります
  • 喫煙・糖尿病・骨に関わる薬の服用は、治りに影響することが知られています
  • 静脈内鎮静法を用いた場合、当日の運転はできません
  • 術後の安静や食事の制限を守れない場合、治りが遅れることがあります

出典・参考資料

  • 公益社団法人 日本口腔インプラント学会
  • 公益社団法人 日本口腔外科学会
  • 一般社団法人 日本歯科麻酔学会
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯・口の健康」

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。症状や治療の経過・効果には個人差があります。本記事で扱う治療には自由診療(保険適用外)が含まれます。詳しくは歯科医師にご相談ください。